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【社会】

梅雨寒 暮らしに冷や水 日照3時間未満 都心で20日連続

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 東北や関東の太平洋側を中心に雨や曇りの日が多く、七月とは思えない涼しい日が続いている。日照時間が短く、気温が上がらない「梅雨寒(つゆざむ)」だ。東京都心部は十六日までの二十日連続で日照時間が三時間に満たない日が続いた。野菜の価格高騰や夏物衣料の売れ行きが伸び悩むなど家計や経済活動に影響が出ている。一方、西日本では各地で気温が上昇し、熱中症対策が必要になっている。

 気象庁によると、天気がぐずつき、気温が上がらない原因はオホーツク海高気圧だ。時計回りの風の渦が北日本や東日本の太平洋側に北から冷たく湿った空気を運んでいる。梅雨前線が日本付近に停滞する時間が比較的長く、前線上に低気圧が相次いで発生したことも一因とみられるという。

 十六日の最高気温も上がらず、岩手県宮古市で六月中旬並みの二〇・五度、仙台市で六月上旬並みの二一・六度、千葉県銚子市で五月下旬並みの二一・二度、東京都心部は五月上旬並みの二二・一度だった。このうち仙台、銚子両市と都心部の日照時間はゼロだった。

 都心部は六月二十六日から十六日までの二十日間合計の日照時間が平年の11・6%に当たる九・一時間にすぎない。日本気象協会によると、これまで都心部で日照時間が三時間に満たなかった日の連続記録(統計開始は一九六一年)は、東北や関東で低温による農業被害が出た八八年の十七日間(七月十三〜二十九日)だった。農林水産省によると、天候不順の影響で東京都中央卸売市場では野菜の卸売価格が高騰。特にキュウリは十三日時点で平年より71%も上がった。

 気象庁によると、十七日以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が九州北部から近畿にかけて北上。南から暖かく湿った空気が流れ込むため雨が続き、蒸し暑くなりそうだ。

 二十三日以降は全国的に日差しが戻り、気温も下旬にかけて平年並みになる見通し。

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