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【社会】

闇営業問題 宮迫さん・田村亮さん謝罪 「会見要望、吉本側止めた」

涙をこらえながら記者会見する宮迫博之さん=いずれも20日、東京都港区南青山で

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 ニセ電話詐欺グループのパーティーで会社を通さない「闇営業」をしたとして、吉本興業から契約を解消されたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)と謹慎中の「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん(47)が二十日、東京都内で問題発覚後初めて記者会見を開いた。宮迫さんは詐欺の被害者らに謝罪した上で、謝罪会見の開催を切望したが、吉本の岡本昭彦社長から「(謝罪会見を開いたら)全員首にするからな」と止められたことを明らかにした。

 会見は吉本ではなく二人が主催。謝罪した宮迫さんは当初「金銭は受け取っていない」とした点には「ぼくの保身」と語った。問題発覚からこの日まで時間がかかったことについて、宮迫さんは何度か会見を開いた方がいいと要望したが、吉本側が「静観する」と回答。六月二十四日に会社に呼ばれ、全員の謹慎処分を伝えられたという。この時、田村さんが「僕一人でも記者会見をやらせてください」と要望したが、岡本社長から「やってもええけど、連帯責任で全員首にする」と言われたという。

 その後も、宮迫さん側から引退覚悟で会見をしたいと申し入れたが、吉本は難色を示した。今月十八日に吉本から、契約解消か、二人で引退会見をするかを選ぶよう求める書類が届き、会見する場合は吉本が用意した問答集に沿うよう指示されたという。

 田村さんは、吉本社員から「(テレビ局の)在京五社、在阪五社は吉本の株主だから大丈夫」と言われたとも明かした。「何が大丈夫か分からないが、好きだった会社がこんなふうに変わってしまったんだという思いが募っていった」と涙ながらに振り返った。

 二人とも現時点で引退は考えていないという。宮迫さんは反社会勢力とのつながりは「ない」と明言した。吉本興業側は、二人の会見を受けて「現時点で対応するかは未定」とした。

 二人は約五年前、ニセ電話詐欺グループの会合で営業した件で、吉本から六月、当面謹慎の処分を受けた。当初金銭の受け取りを否定したが、宮迫さんは百万円、田村さんは五十万円の受領が判明した。 (原田晋也、藤浪繁雄)

記者会見で涙を流す田村亮さん

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◆宮迫さん「保身で軽率なうそ」 会見での主なやりとり

 宮迫さん「詐欺被害者の方々に、とんでもない不快なつらい思いをさせてしまっていることをおわびさせてください」

 田村さん「虚偽の説明をしてしまい、申し訳ございませんでした」

 −会見までの経緯は。

 宮迫さん「騒動は、僕の保身からくる軽率なうそから始まっている。金を受け取った記憶がなく、後輩に確認した後も、お車代程度だろうと勝手に解釈してしまった。記者会見を開きたいと伝えたら、吉本興業の社長から『(会見を開いたら)全員首にする』と言われて何も言えなくなった」

 −「闇営業」でどんな集まりに参加したのか。

 宮迫さん「(仲介役の)入江慎也君から、結婚パーティーに顔を出してもらえないか、と。吉本を通したイベントのスポンサーで安心と聞いた」

 −二〇一六年に反社会勢力と撮影した写真も週刊誌に載った。

 宮迫さん「(つながりは)ない。トイレから出てきたところを囲まれて写真を撮っただけ。お金の授受はなく、入れ墨にも気付かなかった」

 −吉本がなぜ会見を止めたのか。

 田村さん「止める理由が全く分からず、不信感しかない。本当のことを言うのがどんどん遅れてしんどかった」

 −今後は。

 宮迫さん「今は引退は考えられない」

 田村さん「吉本との契約は解除されても仕方がない。今の時点で引退とは考えていない」

◆闇営業問題の経過

6・6 吉本興業は反社会勢力のパーティーに会社を通さず芸人を出席させたとして、所属芸人の入江慎也さんとの契約を解消したと発表

  24 吉本興業が宮迫博之さんや田村亮さんら11人を謹慎処分。ワタナベエンターテインメントも芸人2人を謹慎処分

  27 吉本興業は「スリムクラブ」など2組のコンビを無期限謹慎処分

7・13 吉本興業は再発防止のため、月内に所属タレント全員と、依頼された仕事の報告を義務付ける「共同確認書」を交わすことを公表

  19 吉本興業が宮迫さんとの契約を解消したと発表

  20 宮迫さんと田村さんが謝罪会見。問題発覚後、早期の会見を希望したが吉本興業に止められたと発言

 

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