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【社会】

「やまゆり園」裁判 被害者家族参加 殺傷事件から3年「被告に今、幸せか問いたい」

事件発生から3年。「津久井やまゆり園」でメッセージを読み上げる地域住民ら=26日、相模原市緑区で

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 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が殺害された事件で、殺人など六つの罪で起訴された元職員植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判の初公判は来年一月八日に横浜地裁で開かれる。一部の被害者家族は被害者参加制度を利用し、法廷での意見陳述や被告人質問をする意向を示している。判決は三月中に言い渡される見通し。 (土屋晴康)

 横浜地検は犯行時の精神状態を調べるため、二〇一六年九月から約五カ月かけて精神鑑定を実施。万能感があり、自分は特権的人間との意識を持つ「自己愛性パーソナリティー障害」と診断されたが、地検は完全責任能力があると判断して一七年二月に起訴した。

 その後、弁護側の請求に基づき、別の医師が実施した精神鑑定でも同様の診断結果が出ている。

 植松被告は逮捕直後から「障害者は不幸をつくることしかできないから殺害した」と供述。本紙記者との面会でも「意思疎通が取れない障害者は有害。安楽死させるべきだ」「僕の考えを真っ向から否定する人は頭が悪い」といった主張を繰り返している。

 公判では、多くの家族の意向により被害者の氏名は読み上げられず、匿名で審理される。重傷を負った尾野一矢さん(46)の父剛志さん(75)は「事件の中身を尋ねるつもりはない。『あなたは今、幸せですか』とだけ問いたい」と話した。

 

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