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【社会】

懸命に生きた19人、忘れない やまゆり園事件3年

「津久井やまゆり園」に設置された献花台で花を手向ける関連施設の入所者ら=26日午前、相模原市で

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 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が殺害された事件から三年を迎えた二十六日、園内に設けられた献花台では一日中、花を手向ける人の姿が絶えず、近くの公民館では、犠牲者をしのぶ会が開かれた。

 「本当に優しくてお姉さんのようだった」。事件で友人の女性を亡くした横浜市緑区の岩村和子さん(58)は静かに手を合わせた。自身も軽い知的障害があり、日中は作業所に通う。「障害者は不幸しかつくらない」と述べた植松聖(さとし)被告(29)=殺人罪などで起訴=に対し、「身勝手で許せない」と憤った。兵庫県明石市の小学校で特別支援学級を担任する三好淳一さん(44)は毎年、この日に訪れている。オーボエを奏でて追悼し「事件が起きた際は、自分の教え子にやいばが向けられたような気がした」と振り返った。

 午前中、やまゆり園家族会の大月和真会長(69)らと一緒に訪れた入倉かおる園長(62)は「事件に負けないように一日一日積み重ねていきたい」と語った。

 事件は二〇一六年七月二十六日未明に発生。起訴状によると、植松被告は入所者十九人を殺害、職員二人を含む二十六人に重軽傷を負わせたとされる。 (土屋晴康)

 

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