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【社会】

羽田新ルート3・29開始 都心通過、国交相表明

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 石井啓一国土交通相は八日の閣議後記者会見で、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに合わせ羽田空港の国際線を増便するため、新たに設定する飛行ルートを来年三月二十九日から運用すると明らかにした。これまで羽田の飛行ルートは東京湾上空だったが、発着回数を増やすため、東京都心の上空を通過するルートを新たに決めた。

 国交省によると、新ルートの運用で、羽田の発着回数は年間三・九万回増える。石井氏は「訪日外国人客のさらなる受け入れや国際競争力強化のため、羽田の機能強化は不可欠」と指摘した。

 国交省は、新ルート導入に向け、着陸に向けた進入角度を変更し、飛行高度を上げるなどの騒音軽減策をまとめたが、ルートに当たる自治体からは継続して対策に取り組むよう求める意見が出ている。国交省はスムーズな運用開始に向け、丁寧な説明を続けたいとしている。

 国交省は今後、航空会社への発着枠配分の議論を加速。八月末には小型機による新ルートの飛行を通じ、空港設備の点検を始める。実際の旅客機による試験飛行は来年一月末以降を見込んでいる。

 国交省は一四年に新ルートの計画を公表。その後、騒音や落下物対策をまとめるほか、住民説明会の開催を通じ、ルート導入への環境整備を進めてきた。今月七日には、一六年以来となる地元自治体との協議会を開催。石井氏は「地元の理解は得られたと判断した」と述べた。東京都の小池百合子知事は「東京大会の円滑な実施のため羽田の機能強化は重要。引き続き騒音・安全対策の実施を求めており、都として積極的に協力する」、千葉県の森田健作知事は「羽田と成田空港は共に発展していくべきだ。国は一層の騒音軽減に取り組んでほしい」とそれぞれコメントを出した。

 

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