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【社会】

浅間山噴火 入山規制4キロに拡大 けが人、建物被害なし

小規模な噴火が起きた浅間山の火口周辺=8日午前9時30分、群馬、長野県境で、本社ヘリ「あさづる」から

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 浅間山で小規模噴火が発生し噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられたことを受け、麓の群馬、長野両県は八日、それぞれ対策会議を開き、同日朝の段階でけが人や建物への被害がないことを確認した。群馬県嬬恋(つまごい)村と長野原町で降灰が確認された。

 長野県によると、浅間山の登山口は全て封鎖し立ち入りを規制。過去の噴火の溶岩が広がる観光地「鬼押出し園」周辺を通り、長野と群馬を結ぶ「鬼押ハイウェー」が一時通行止めになった。気象庁は山頂火口から約四キロの範囲で大きな噴石などに警戒するよう呼び掛けた。地元自治体は、これまで火口から約五百メートルだった立ち入り規制の範囲を約四キロに広げた。

 群馬県によると、嬬恋村のキャンプ場の客二十一人と村民ら四人が避難した。

 噴火警戒レベル3の対象自治体は群馬県が嬬恋村、長野県は小諸市、軽井沢町、御代田町。

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◆農作物影響、確認されず

 浅間山で小規模噴火が発生したことで、麓の群馬県嬬恋村では村職員とJA担当者が八日朝から村内の畑を見て回り、農作物の状況などを確認した。役場駐車場の車の窓ガラスや車体に黒っぽい砂のような灰がうっすらと付いている程度で、農作物の生育や品質に影響があるような降灰被害はないとみられる。

 役場近くで飲食店を経営する黒岩隆吾さん(81)は「昨日の噴火は音がしなかったので、村の防災無線とテレビの字幕を見て気付いた」と振り返る。

 群馬県の山本一太知事は八日、県災害警戒本部の会議後、報道陣に「観光への風評被害や(特産の)キャベツなどへの(降灰)情報に対応したい。県が災害時にSNS(会員制交流サイト)でどう発信できるかも研究させる」と述べた。 (市川勘太郎、菅原洋)

 

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