東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

新たに9作家が展示辞退 計12組に 「不自由展」中止に抗議

 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、トリエンナーレに参加している海外の作家九人が十四日までに、新たに自作の展示の中止を実行委員会に申し出た。トリエンナーレの国際現代美術展には国内外の作家六十六組が参加しているが、不自由展の中止に対する抗議としての出品辞退は、計十二組となった。

 申し出たのは米国を拠点にするウーゴ・ロンディノーネさんやメキシコのモニカ・メイヤーさんら。九人は既に辞退している韓国の作家二人、キュレーター(学芸員)のペドロ・レイエスさんと連名で英文の声明を発表、米国の美術雑誌「ARTnews」のウェブサイトに十三日付で掲載された。

 声明では、旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像などを展示した不自由展について、会期末まで継続されるべきだったと主張。河村たかし名古屋市長の中止要請や、補助金見直しを示唆した菅義偉(すがよしひで)官房長官の発言、多数の匿名の電話によるスタッフへの嫌がらせ、脅迫のファクスといった四種の「表現の自由」に対する攻撃があったとした。一方で危機管理上の理由による中止に賛同できないとし、不自由展の再開まで自分たちの作品展示を中止するよう求めた。

 作品は十四日現在、まだ展示されている。実行委は展示継続を目指し、作家側と協議を続ける。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報