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【社会】

台風10号 1700人関空で一夜 232便欠航、水や寝袋配布

泊まり込むため、飲料水や寝袋を受け取る利用客ら=15日夜、関西空港で

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 台風10号に伴う欠航や遅延が相次いだ関西空港(大阪府泉佐野市など)では十六日、運航再開を待つ約千七百人の利用客が空港ロビーなどで一夜を明かした。空港を運営する関西エアポートは、昨年九月の台風21号で関空が孤立した際の教訓を生かして対応に当たった。

 関空では十五日午後十時現在、国際線と国内線で発着の二百三十二便が欠航となった。遅れも生じ、ターミナルビルは大勢の人で混み合った。関西エアは空港に泊まり込む利用客のため、飲料水や寝袋を千五百個ずつ用意。配布カウンターには長蛇の列ができた。

 対岸を結ぶ連絡橋の車両通行規制は十六日未明に解除となり、早朝から航空機の運航が再開した。

 友人とタイに行くという大阪府守口市の大学生黒川誠也さん(20)は「ホテルに泊まるお金がなく、寝袋を配ってくれて助かった」と話した。家族でハワイ旅行に向かう大阪府枚方市の男性会社員(48)は「ほぼ徹夜。とんだお盆休みだ」と疲れた様子だった。

 昨年の台風21号では、対岸との連絡橋にタンカーが衝突し、一時約八千人が孤立。水や毛布などが十分行き渡らず混乱した教訓を踏まえ、関西エアは関空で約一万二千人の滞留者を想定した備蓄品を準備している。

 関西エアによると、関空には十五日から十六日にかけて利用客と従業員、空港内のホテル客計約四千人が残った。

◆山陽新幹線再開 始発前から行列

 台風10号の影響で新大阪−小倉間の運転を見合わせていた山陽新幹線が十六日、始発から全線で再開した。「動いてよかった」「早く帰りたい」。駅の改札前には早朝から長い列ができ、乗客は混雑したホームから足早に列車に乗り込んだ。

 JR博多駅では始発前から乗客らが詰め掛けた。熊本県玉名市に帰省していた宇都宮市の会社員加藤大輔さん(34)は「新幹線が動いてよかった」とほっとした様子で話した。

 JR西日本によると、十五日の山陽新幹線の運休による影響人員は十九万八千人。同新幹線の小倉−博多間も運行を一時間に一本程度に減らす「間引き運転」をした。十六日は混雑緩和のため、博多−新大阪間などで「ひかり」の臨時列車を運行した。

 

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