東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

幸手市長が辞職「市の業務支障」 暴行容疑は否認

記者会見する幸手市の渡辺邦夫市長=20日、市役所で

写真

 訪問先の広島市で暴行容疑で逮捕され、送検後に釈放された埼玉県幸手市の渡辺邦夫市長(62)は二十日、市議会に辞職願を提出し、臨時会で全会一致で同意された。辞職は二十一日付。会見した渡辺市長は「(批判の電話などで)市の業務が支障を来し、一刻も早く解消すべきだと思った」と辞職の理由を説明した。容疑については「事実無根で、今後も争っていく」とあらためて否認した。 (寺本康弘)

 渡辺市長は九日の会見では十一月八日までの任期を全うする考えを示していた。市議会はこの日、市長の不信任案を提出する予定だったが、臨時会の開会直前に辞職願が提出された。

 渡辺市長は市内の中学生らと今月五〜七日の日程で広島市を訪問。平和記念式典出席後の深夜、滞在先のホテルから一人で繁華街に繰り出し、バーの女性店員(20)を殴ったとして広島県警に現行犯逮捕された。送検後に釈放され、任意での捜査を受けている。

 この日の会見では「深夜に一人で飲みに行ったことは軽率だった」と反省。次期市長選への出馬も「現時点ではない」と説明。退職金は条例に従った額を受け取る考えを示した。

 事件後、市に寄せられた批判の電話やメールなどが計四百四十七件に上っていた。保守系のベテラン市議は「逮捕されてから十日以上経過しており、遅きに失した。もっと早く責任を取るべきだった」とした。

 この日の臨時会で渡辺市長は何も説明せず、別の保守系市議は「多数の市民が傍聴に訪れていたのだから、今回の件についてひと言語ってほしかった」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報