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【社会】

サイに襲われ?飼育員死亡 多摩動物公園

 二十五日午前十時五十分ごろ、多摩動物公園(東京都日野市)のインドサイを飼育する施設内で、飼育員の男性が倒れているのを上司が見つけ、一一九番した。警視庁日野署によると、男性は浅見準一さん(54)=同市万願寺五=で、左脇腹や背中などに傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。同署はサイに襲われた可能性もあるとみて詳しい状況を調べている。

 園や署によると、浅見さんが担当する他の動物が開園時間を過ぎても、展示スペースに出てこないため上司が確認しに行くと、サイの施設内にある、おりの外側であおむけに倒れていた。近くにはサイ用の塗り薬が落ちていた。

 この施設は、機械でおりと屋外展示場を隔てる扉を開閉するなど、飼育員がサイと直接接触しない仕組み。発見時もおりは正常に施錠されていたが、おりの鉄格子には数十センチの隙間があり、人が出入りすることは可能という。浅見さんは朝から一人で掃除などをしていた。

 多摩動物公園ではインドサイ三頭を飼育。園によると、浅見さんの近くにいたのは、十八歳の雄で体長は二〜三メートル、体重は約二トン、角は十五〜二十センチ。記者会見した渡部浩文園長は「仲間が死亡したことは非常に残念。来園した方々にも心配をお掛けし、おわびする」と謝罪した。今後は事故調査委員会を設置し、原因究明する。確認作業のため、二十五日午後から臨時休園としたが、二十六日は通常通り営業する。

 

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