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【社会】

看護師「必死に対応」 佐賀・順天堂病院 大雨避難者ら疲労濃く

佐賀県大町町の避難所で過ごす人たち=29日午後

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 猛烈な雨に見舞われた佐賀県内では二十九日、避難所に身を寄せた人々が眠れない夜を過ごし、表情からは濃い疲労がうかがわれた。冠水して孤立した順天堂病院(大町町(おおまちちょう))では看護師や職員が入院患者の対応に追われた。

 避難所の一つとなった武雄市の市立朝日小の体育館では、住民らが帰宅に向けて身支度を整えたり、毛布を床に敷いて横になって疲れを癒やしたりしていた。近くに住む無職内山冨生さん(83)は、午後に自宅の様子を見に行く予定として「トイレは使えないだろうし掃除もしなければならない」とため息をついた。

 順天堂病院の周辺では約八十センチの高さまで水に漬かった。近くでは鉄工所から流出した油の臭いが漂い、濁った水を住民らが不安そうな様子で見つめていた。

 病院の関係者によると、院内は水が引いており、当面の飲料水や食料は足りている状況という。二十九日午前十時ごろには、職員数人がボートで病院から帰宅の途に就いた。ボートに乗っていた女性看護師は「二階にベッドを移したことで、動揺した患者もいた。今は疲れていて頭が混乱している」とぐったりした様子で語った。

 一方、病院で電話取材に応じた女性看護師は「今は業務に必死に対応している。早く水が引いてほしい」と祈るように語った。

 

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