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【社会】

巣鴨・地蔵通り アーチ消えた!? 無電柱化で一時撤去 12月復活

アーチが撤去された巣鴨地蔵通り商店街の入り口=29日、東京都豊島区で

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 「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街のアーチが八月上旬になくなった。地元の商店街には事前に知らされていたが、買い物で訪れた人らは、シンボルといえるアーチの消失に、ちょっと驚いている。もう見られないの? (宮崎美紀子、中村真暁)

撤去される前のアーチ=2015年11月

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 「上見て歩かないから分からなかったわ。空が大きく見えると言われればそうね」

 板橋区の安江麗子さん(78)は二十九日、アーチのない商店街の入り口を見て、こう漏らした。週三回以上訪れるが初めて気付いたという。

 実は、アーチの撤去は、区が進める無電柱化工事の一環。商店街(全長八百三十メートル)では、巣鴨駅側から、とげぬき地蔵尊高岩寺まで約二百三十メートルにある電柱を撤去し、電線を地中に埋める工事が本格化している。

 ネックとなったのが、各電柱に取り付けられているバケツ形の変圧器だ。狭い道で簡単に置き場所が見つからず、区は、四基をアーチの上に載せて看板で挟んで隠すことにした。撤去はそのため。

 区は当初、店先に置くことを考えたが、商店街が客の出入りの邪魔になると反発。協議を重ねて、この妙案を思いついた。残る変圧器の置き場所は検討中。

 アーチは一九五五年ごろ設置され、代替わりしながら愛されてきた。今年十二月には従来のデザインを踏襲しつつ、同区発祥のソメイヨシノをあしらったアーチがお目見えする予定。

 商店街は、平日、休日を問わず、多くの人でにぎわう。電柱は手押しカートを押したり、足元がおぼつかないお年寄りの歩行の邪魔になっている。このため小池百合子知事が提唱する無電柱化に呼応し、区は二〇一五年度から検討を始め本年度に着工し、二一年夏の完了を目指す。

 同商店街振興組合の松宮秀明副理事長は「無電柱化が街づくりを考えるきっかけになれば。『安心・安全の町』を発信していきたい」と話している。

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