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【社会】

さよなら「わんぱく」の場 川越・屋上遊園地が閉園

最後の運転終了後、遊具にお別れのメッセージを書き込む親子連れ=1日、埼玉県川越市で

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 一九六八年の開園以来、小型観覧車などが親しまれてきた埼玉県川越市の丸広百貨店川越店の屋上遊園地「わんぱくランド」が一日夜、閉園した。百貨店の耐震工事に伴うスペース確保のため、近く施設が撤去される。最終営業日のこの日は、親子連れら通常の五倍に当たる約九千人が訪れ、遊具の運転終了後、観覧車のゴンドラなどにお別れのメッセージを書き込んだ。

 家族四人でお別れを言いに来たという川越市の会社員西村拓也さん(48)は、昨年九月に亡くなった母芳子さんの遺影と一緒に観覧車「わんぱくホイール」をバックに記念写真を撮った。「自分が子どものころから、家族で買い物のたびに屋上遊園地に来ていた。長男、次男も父や母に連れてきてもらっていた。ここに遊園地があるのが当たり前だったので、なくなるのはさびしく、もったいない」と閉園を惜しんだ。

 すべての遊具が運転を終了すると、数百人のファンが「長い間ありがとう」などと、思い思いのメッセージを書き込む「落書きイベント」が行われ、午後七時すぎ、最後の客を見送って閉園した。屋上遊園地を運営してきたバンダイナムコによると、小型の観覧車が営業している屋上遊園地は、全国で東急プラザ蒲田(東京都大田区)だけとなった。 (中里宏)

 

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