東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

川崎児童ら殺傷 自殺の男書類送検

 川崎市多摩区で五月、スクールバスを待っていた私立カリタス小学校の児童ら二十人が殺傷された事件で、神奈川県警は二日、殺人や殺人未遂などの疑いで、事件直後に自分の首を刺して自殺した岩崎隆一容疑者(51)=同市麻生区=を容疑者死亡のまま書類送検した。

 送検容疑は五月二十八日午前七時四十分ごろ、多摩区登戸新町の路上で、スクールバスを待っていた児童や保護者を次々と包丁で切り付け、六年の栗林華子さん(11)と、別の児童の保護者で外務省職員の小山(おやま)智史さん(39)を殺害したほか、児童ら十八人に重軽傷を負わせたとされる。

 県警によると、凶器の包丁二本は今年二月に東京都町田市の量販店で購入された新品である可能性が高い。

 事件の四日前と六日前の犯行時間帯に、岩崎容疑者とみられる男の姿が現場周辺の防犯カメラに写っており、下見をした上での計画的犯行の可能性がある。

◆カリタス小始業式 数人登校できず

 私立カリタス小学校は二日、始業式を迎え、学校を運営するカリタス学園法人本部事務局長の高松広明さんが同日午前、同学園前で報道陣の取材に応じた。

 高松さんによると、この日は約十人が欠席し、その中に事件現場に居合わせるなどした児童が三人ほどいた。「事件でけがをしたり、心的ストレスを抱えたりしている児童が若干名いて登校できなかった。これからも個別に必要なケアをしっかりしていく」と語った。

 高松さんは今朝の登校時、スクールバスに同乗したといい「非常に落ち着いた様子で、表情も冷静を保っていた。始業式では『明るい顔を見ることができた』と校長が話した」と、児童の様子を説明した。

 事件については「容疑者死亡のまま書類送検となり、動機が解明されなかったことは残念。報道を通じて知った以上のことが分からず、特にコメントもありません」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報