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【社会】

<ラグビーW杯>府中の市立中 創部3年 念願のゴールポスト

学校のグラウンドに完成したゴールポストの前でパスを投げ合う部員たち=東京都府中市で

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 二十日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を前に、「ラグビーのまち」を掲げる東京都府中市はラグビー部がある市立府中第二中学校にゴールポストを新設した。都内でも公立でラグビー部がある中学は少なく、ポストとなるとさらに希少。日本初開催のW杯を機に、地元から「未来の日本代表」育成を後押しする。 (松村裕子)

 まっさらなゴールポストの前で、子どもたちが笑顔でパスを投げ合う−。府中二中では現在、二十人が活動する。まだ同校単独のチームで大会に出たことはなく、他校との合同チームで試合に臨む発展途上の段階だ。それでも「ラグビーをやりたい」と学区外から入学する生徒も増え、来年には単独チームが編成できる可能性が見えてきた。

 府中市にはラグビートップリーグの東芝、サントリーの練習拠点があり、選手と市民らの交流などを通じまちを盛り上げている。市内の小学校では身体接触のないタグラグビーも盛んだが、市立中学のラグビー部は三年前までなかった。保護者らの要望を受けて府中二中が創部し、進学した子どもたちがラグビーを続けられる環境が整った。

 高さ七メートルのゴールポストは、八月に学校のグラウンドに設置された。三十日に完成式典が開かれ、東芝、サントリーの選手も参加して生徒と一緒にゴールキックを披露した。

 生徒たちはこれまではサッカーゴールをポストに見立てて練習しており、三年の橋本征磨(せいま)主将(14)は式でのあいさつで「もっと練習できるようになる」と喜びを口にした。桐川勲校長は「生徒が誇りに思えるレガシー(遺産)になる」とラグビー部の発展を願った。

 都中学校体育連盟に登録するラグビー部のある学校は本年度は六十三校で、多くが私立。府中市教委によると、ゴールポストを備える公立中は世田谷区立千歳中や東大和市立第五中など、ごく少数にとどまる。

<ラグビーのゴールポスト> グラウンド両端のゴールライン中央に立つ。2本のポールは、高さ3.4メートル以上、間隔は5.6メートル、その間を横につなぐクロスバーの高さは地面から3メートルと決められている。トライ成功後や相手チームの反則などでゴールキックが得られ、ポールの間を通りクロスバーを越えれば得点となる。

 

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