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【社会】

狙われるご当地ナンバー 人気が裏目?海外に売却か

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 地元の名物やキャラクターを描いたミニバイク用「ご当地ナンバープレート」の盗難が、埼玉と千葉の両県で相次いでいる。今年の被害届は計約三百五十件。埼玉県警が八月、うち一件の窃盗容疑で二十代の男女を逮捕し一連の被害との関連を捜査中だ。「外国人の愛好家がいるのでは」と話す捜査関係者もおり、海外に売却されたとの見方が強まっている。

 「かわいくて人気なのかもしれないが…」。埼玉県で最大の被害が出た三郷(みさと)市の職員が嘆く。狙われたのは二〇一二年に交付を始めた「市の鳥」カイツブリのキャラクター入りナンバー。今年は七月末までに、盗難による再交付が八十件に上る。

 県警によると、一〜七月のミニバイク用ナンバーの盗難被害届は二百九十五件で、八割近くがご当地ナンバーだ。県内では三郷市や加須(かぞ)市など二十市町のほか、東京都足立区や浜松市のナンバーも被害に遭った。

 県警は目撃情報や防犯カメラの映像から容疑者の特定を進め、こいのぼりをかたどった加須市のご当地ナンバー一枚を盗んだ疑いで、無職新田唯斗(ゆいと)被告(21)と無職徳永実穂被告(22)=いずれも窃盗罪で起訴=を逮捕した。ただ、二人は容疑を否認し、被害品も見つかっていない。

 千葉県では七月、勝浦市で特産のカツオのキャラクター「勝浦カッピー」が描かれた約百二十枚が持ち去られた。市内のアパート駐輪場には、高台のキャンパスに通う大学生のミニバイクが多く、夜間に狙われたとみられる。この現場周辺でも両被告に似た人物が防犯カメラに写っており、千葉県警の捜査でも容疑者として浮上していた。

 多数の同じデザインのナンバーが盗まれ、二人が収集していた形跡もない。ある捜査関係者は、インターネット経由で海外に売却していたとみており、「仲介役の仲間がいるかもしれない」と背後関係にも関心を寄せている。

 車と異なり、工具のドライバーで簡単に着脱可能なミニバイクのナンバー。両県警は、市販の盗難防止用ねじを取り付けるのが有効とアドバイスしている。

 

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