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【社会】

夫「自分の暴力やばい」 目黒女児虐待死供述調書

 東京都目黒区で昨年三月、両親に虐待された船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判が四日、東京地裁であった。夫の雄大(ゆうだい)被告(34)=同罪と傷害罪などで起訴=が「自分の暴力はやばい」と認識しながら暴行をエスカレートさせた経緯や、結愛ちゃんが「べらんだでたたされた」とノートに書き残していたことなど、虐待の実態が次々と明らかにされた。 (山下葉月、池田悌一)

 検察側が朗読した雄大被告の供述調書によると、雄大被告は昨年二月下旬の夜、真っ暗な部屋で結愛ちゃんの顔面を殴打した。そのまま寝かせると、翌朝、結愛ちゃんの両目は開けられないほど腫れていたという。「自分の暴力がやばいことに気づいた」が、起きてこないことに腹が立ち、バスタブに閉じ込めた。

 結愛ちゃんはぐったりし、その後は四日間ほど三十分ごとに嘔吐(おうと)。三月二日、優里被告から心臓が止まっていると告げられると、「頭が真っ白になった」という。

 雄大被告は香川県にいた二〇一五年八月ごろから、交際していた優里被告の長女結愛ちゃんと交流するようになった。結婚を視野に入れていたため「しっかりしつけなくては」と思い、当時から結愛ちゃんの頭を手のひらでたたいたり、足蹴りすることもあった。一六年四月の結婚後は、二日に一回ほど暴力を振るっていたという。

 検察側は、結愛ちゃんが香川県で通院していた病院の診療記録も読み上げた。結愛ちゃんは医師に「パパからおなかとかをキックされる」と打ち明け、「(一時保護されていた)施設に行きたい。パパがいないから」と話していた。

 

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