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【社会】

<ラグビーW杯>友情 勇壮 柏ハカ NZキャンプ地の縁 マオリ出身ポキノさん制作

「柏ハカ」を踊るカール・ポキノさん(中)=7月、いずれも千葉県柏市で(吉田意人さん提供)

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 20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)の優勝候補ニュージーランド(NZ)代表の事前キャンプ地、千葉県柏市で、同国の民族舞踊「ハカ」のオリジナルバージョンが誕生した。同市ラグビー協会は「柏ハカ」と名付け「W杯のレガシー(遺産)にしたい」と普及に力を入れている。

 南太平洋の国々の選手が試合前に勇ましく踊る儀式は見どころのひとつ。中でも有名なのがNZ代表のハカだ。

 柏ハカを制作したのは、NZのオークランドでラグビーコーチをするカール・ポキノさん(32)。協会の招待で三月に柏市を訪れた際、学生らがNZ国歌を合唱し歓迎してくれたことに感激し、お返しとして制作した。NZでは学校やチームごとに独自のハカがあり、先住民族マオリ出身のポキノさんには制作の経験もあった。

 マオリ語で書かれた柏ハカには「鼓動する柏の大地よ」との言葉や、市内にある有名なチューリップ畑をイメージした「真っ赤に燃えるように勇気と名誉を持って立つんだ」との歌詞が入る。足踏みや胸をたたく基本的な動作に、チューリップが咲く様子を表現したという、手を上げて揺らしながら下ろす独特の動きも組み込んだ。

 ポキノさんは再来日した七月、協会と一緒に市内の高校ラグビー部などを訪れ柏ハカを伝授。協会はポキノさんの帰国後も保育園や地域のイベントなどで普及を続ける。十四日には来日したNZ代表との交流会で、高校生らが披露する予定だ。

 ポキノさんは「みんな敬意を持って柏ハカを学んでくれた。マオリよりも上手だ」とエールを送り、協会理事の吉田意人(おきと)さん(49)は「W杯を機にさまざまな場所で披露されるようになってほしい」と話している。

保育園児に「柏ハカ」を教える柏市ラグビー協会の関係者=8月29日

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