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【社会】

台風15号 運転再開、強風に阻まれ JR東「計画運休」277万人に影響

電車の運転再開を待ちコンコースに並ぶ人たち=9日午前10時15分、JR船橋駅前で

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 運転取りやめをあらかじめ決める「計画運休」は、災害が見込まれるような規模の大きい台風が日本列島に接近するケースが続出することに伴い、実施例が増えている。八月のお盆休みに、山陽新幹線新大阪−小倉間でもあったばかり。悪天候が予想される場合、列車の立ち往生や鉄道設備への損害を防ぐのが狙いだが、スムーズな運転再開や乗客への案内を巡り課題も多い。

 「風の威力が強すぎた」。今回の対応を振り返ったJR東日本の関係者はこう漏らした。JR東の発表では、台風15号に伴う運休は約二百七十七万七千人に影響した。

 首都圏の大規模な計画運休は昨年九月以来。前回は日曜夜に運転を取りやめ、月曜始発からの運転再開方針だったが、設備点検に予想以上の時間がかかり、駅には乗客が集中して入場規制する混乱に発展した。

 JR東は今回、反省を生かそうと、保線要員や案内役の駅員を増強して配置し順調な運転再開を目指した。だが、関東への上陸では「最強クラス」という台風がもたらす暴風はすさまじく、今回もスムーズとは言えない状況に。当初は午前八時の予定だったが、倒木の撤去や線路の冠水被害などのため、多くの路線で再開が遅れた。各駅には午前八時に合わせ利用客が集まり激しい混雑になった。

 事前に乗客向けに案内するタイミングも残る課題だ。国土交通省は今年まとめた指針で、四十八時間前に「運休の可能性」、二十四時間前に詳しい運転計画を明らかにすることを鉄道会社に求めている。

 

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