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【社会】

全展示再開目指し連帯 トリエンナーレ作家ら

記者会見に臨む作家ら=10日午前、東京都千代田区の日本外国特派員協会で

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 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」に出品している作家らが十日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見した。慰安婦をモチーフとした少女像などをめぐって中止された企画展「表現の不自由展・その後」を含め、これまで中止・変更された全ての展示再開を目指すプロジェクトを始めると発表した。

 作家の一人、小泉明郎さんは「表現の自由は言論の自由や私たちの知る権利に直結する。大勢の命が犠牲となって成立したその自由が崩壊するかどうか、今が分岐点。展示再開の奇跡を起こしたい」と話した。

 新プロジェクトは「ReFreedom Aichi」。開幕三日の八月三日に企画展が中止されて以降、個別に発言してきた国内外の三十五組の作家が連帯し、愛知県や運営側に提案や交渉をするほか、署名活動、ワークショップやシンポジウムなどを開催する計画。活動資金のために広く寄付を募るクラウドファンディングも実施する。

 トリエンナーレの会期は十月十四日まで。企画展の中止について「検閲だ」と抗議の声が広がり、現在十二組の作家がボイコットや展示変更をしている。

◆市民団体が要望書「不自由展再開を」 愛知知事ら宛て

 「あいちトリエンナーレ2019」の企画「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、中止に反対する市民団体が九日、県庁を訪れ、再開を求める要望書をトリエンナーレ実行委員会長の大村秀章知事と津田大介芸術監督宛てに提出した。

 企画展中止が発表された翌日の八月四日から活動を続ける「『表現の不自由展・その後』の再開をもとめる愛知県民の会」が、活動に賛同する国内外の百七十四団体の共同名義で県文化芸術課へ提出した。

 県庁で記者会見した県民の会の久野綾子共同代表(79)は「展示が良いのか悪いのか、見る人間が判断すればいい。展示を再開して、みんなに見せてほしい」と訴えた。

 

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