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【社会】

原発事故で全町避難指揮 大熊町長が退任へ

退任の意向を表明し、取材に応じる福島県大熊町の渡辺利綱町長=11日午前、同町で

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 東京電力福島第一原発が立地し、原発事故に伴う避難指示が4月に一部解除された福島県大熊町の渡辺利綱町長(72)が11日、町議会本会議で任期満了に伴う11月の町長選に出馬せず、退任する意向を表明した。渡辺氏は2011年の原発事故時の全町避難やその後の生活再建の陣頭指揮を執った。

 国の避難指示が出た県内十一市町村のうち、当時から現職でいる首長は飯舘村と川内村だけとなる。

 渡辺氏は〇七年に就任し、一期目の途中で原発事故が発生し、現在三期目。

 渡辺氏は事故後、町役場を約九十キロ西の同県会津若松市に移転させた。一四年には、事故に伴う除染で出た廃棄物の中間貯蔵施設の受け入れも決めた。大熊町は今年五月、避難指示が解除された大川原地区に新設した役場庁舎で約八年ぶりに業務を再開した。

 大熊町は今も町面積の六割が帰還困難区域に指定されたままで、八月時点で町に住むのは約七百人にとどまっている。

 

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