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【社会】

秩父でも豚コレラ 関東に拡大、670頭殺処分

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 埼玉県は十三日、同県秩父市内の養豚場で飼育する豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと発表した。この養豚場から山梨食肉流通センター(山梨県笛吹市)に出荷された四頭からも確認された。豚コレラは昨年九月に岐阜県内で確認されて以来、愛知、福井、大阪など計七府県で確認されているが、関東では初めて。

 埼玉県は、この養豚場が飼育する全六百七十八頭の殺処分を始め、養豚場から十キロ圏内にある別の養豚場二戸の豚の移動を制限。一カ月後の終息宣言を目指し、被害の拡大防止を図る。十六日までに家畜のふんなどの汚染物を処理・消毒。制限区域内の四カ所に消毒ポイントを設け、家畜や飼料を運搬する車両を通らせる。十七日以降、野生イノシシを捕獲し検査する予定。

 県によると、山梨県から十二日昼にこの養豚場から出荷された豚三十七頭のうち四頭に異常が認められたとの連絡があり、養豚場に立ち入って遺伝子検査をしたところ、十九頭から豚コレラの陽性反応が出た。

 埼玉県の大野元裕知事は庁内の緊急対策本部会議後、「封じ込めを図るのが第一。そこに全力を注ぐ」と述べた。

 県畜産安全課によると、県内には深谷市や熊谷市など計八十五戸で計約九万頭飼育されている。豚コレラは豚やイノシシに感染する伝染病で、国内では昨年九月に二十六年ぶりに確認された。人には感染せず、食べても影響はない。感染経路は不明という。 (飯田樹与)

 

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