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【社会】

長野でも豚コレラ 秩父 殺処分きょう中に完了

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 長野県は十四日、県畜産試験場(同県塩尻市)で豚(とん)コレラに感染した疑いがあった豚を国の機関で検査した結果、感染を確認したと発表した。飼育豚での豚コレラ発生は、養豚場で確認された岐阜、愛知、三重、福井、埼玉に続き六県目で、長野県は試験場で飼育している約三百五十頭の殺処分を始めた。秩父市の養豚場で感染が確認された埼玉県も、この養豚場の豚の殺処分を続けた。

 長野県の阿部守一知事は対策本部会議後、取材に「全国を対象に飼養豚へのワクチン接種をしていかなければいけない状況だ。国で速やかに方針を決めてもらえるよう働き掛けたい」と述べた。

 長野県では、七月十三日に初めて野生イノシシの豚コレラ感染が確認されて以降、県内十三市町村で百頭以上に拡大。畜産試験場は感染イノシシの死骸が約三キロ先で見つかったことから、同二十二日に監視対象農場となり、感染対策や検査が強化されていた。

 長野県によると、十二日に研究用に飼育している豚一頭が嘔吐(おうと)しているのが見つかったため、十四頭を検査した結果、うち八頭は感染した可能性が高いと判明。国の機関の検査で感染を確認した。

 秩父市の養豚場で飼育し、山梨県笛吹市の食肉処理場に出荷された豚の感染が十三日に確認された埼玉県は、養豚場の豚全六百七十八頭の殺処分を十四日中に完了し、死骸の埋却作業に移行する予定。

 埼玉県によると、養豚場の取引先はこの処理場のみで、他施設には出荷していない。養豚場から十キロ圏内には他に二つの施設があり、計約千七百頭の豚が飼育されているが、殺処分はせず圏外に搬出させない措置を取った。

 

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