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【社会】

豚コレラ 秩父で殺処分続く 全753頭、あす防疫完了

 埼玉県秩父市の養豚場から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」が確認された問題で、県は十四日、この養豚場で飼育されていた全七百五十三頭の殺処分を続けた。同日中に終える見通しで、十六日までに豚の死骸の埋却や場内の消毒などをし、防疫措置を完了させる。

 埼玉県で豚コレラが確認されたのは三十六年ぶり。十三日午後十時半から殺処分を開始し、白い防護服に身を包んだ県職員が作業に当たった。十六日までに三交代制で延べ約五百人が参加する予定。農林水産省からも疫学の専門職員が派遣され、ウイルスの感染ルートを調べた。

 家畜の移動が制限される半径十キロ圏内には、飼料や家畜の運搬車両が通る消毒ポイントを四カ所設置。移動制限は十月十四日まで続く見込み。

 半径十キロ圏内には、他に二つの養豚場があるが、県は飼育中の計千七百頭は殺処分せず、圏外に搬出しない措置を取った。体温の上昇など異常がないか報告も義務付けたが、今のところ異常はないという。

 国内では昨年九月に岐阜県内で二十六年ぶりに確認されて以来、関東では初めて。また、埼玉県は十四日、殺処分の対象を当初発表の六百七十八頭から七百五十三頭に訂正した。 (飯田樹与、出来田敬司)

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 長野県は十四日、県畜産試験場(同県塩尻市)で豚(とん)コレラに感染した疑いがあった豚を国の機関で検査した結果、感染を確認したと発表した。飼育豚での豚コレラ発生は、養豚場で確認された岐阜、愛知、三重、福井、埼玉に続き六県目で、長野県は試験場で飼育している約三百五十頭の殺処分を始めた。

 

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