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【社会】

大学共通テスト民間試験第1弾 英検、課題抱え予約開始

 大学入学共通テストで導入される英語民間検定試験のうち、日本英語検定協会が来年四〜七月に実施する「英検」の予約申し込みの受け付けが十八日、協会のホームページで始まった。受け付け開始は民間試験で初めて。予約金は三千円で、十月七日午後五時まで受け付ける。

 協会は予約金を支払った受験生が来年二月の本申し込みをした場合、必ず座席を確保するとしているが、本申し込みは先着順のため、希望する日時や会場で受験できるとは限らない。

 共通テストに参加する民間試験は、英検のほか、ベネッセコーポレーションが実施する「GTEC」など、計六団体七種類。申し込み時期や会場の詳細を公表していない試験があり、成績を活用する大学の対応も定まらない。高校関係者には「情報がそろわず、試験を選べない」との懸念も広がっている。

 英検の今回の予約対象は、来年度の第一回検定として来年四〜七月に実施される「S−CBT」と、吃音(きつおん)や重い視覚障害などがある人向けの「S−Interview」。複数ある日程のうち、一度だけ受験できる。

 大学側への成績の提供開始は三つの時期に分かれ、Aは九月、Bは十一月、Cは翌年二月となる。Aはアドミッション・オフィス(AO)入試から改称した「総合型選抜」、Bは「学校推薦型選抜」の開始に対応する。Cは一般入試に当たる「一般選抜」を含む全ての選抜方法に対応する。

 民間試験の各実施団体は、試験時期や採点にかかる時間を考慮し、それぞれの試験がA〜Cのどれに当たるかを決める。同じ月に受験しても扱いが違うことがあり、英検は四〜六月の試験をA、七月の試験をBなどとしている。

 英検では団体予約がなく、個人で協会ホームページを通じ、受験級や会場として希望する都道府県を入力して申し込む。さらに、本申し込みの際、大学入試センター発行の共通IDを登録する。

 予約金は受験料へ充当される。協会は当初、本申し込みをやめたとしても返金しない意向だったが、萩生田光一文部科学相が記者会見で、返還の検討を要請したと表明。予約受け付け終了翌日の来月八〜十五日に申し出があれば、手数料を引いて返金すると方針転換した。

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