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【社会】

中国拠点に詐欺容疑 警視庁、幹部ら十数人を逮捕

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 警視庁捜査二課は、中国・吉林省を拠点に日本の高齢者を標的にしていた国際的な特殊詐欺組織を摘発し、詐欺の疑いで、組織幹部とみられる西矢季広(にしやとしひろ)容疑者(44)=住所職業不詳=ら十数人を逮捕した。組織は中国人が首謀者で、五十人ほどで構成され、被害は二〇一七年五月〜一八年十二月にかけて計約一億八千万円に上るという。

 組織の拠点は吉林省延吉市で、市内の複数のマンションにアジトを構え、日本の高齢者宅などを狙い電話をかけていた。

 同課は、西矢容疑者は詐欺電話をかける「かけ子」に報酬を渡す管理役で、首謀者の中国人は中国国内に潜伏しているとみている。

 同課はこれまでに、同じ管理役とみられる横浜市の佐藤正彰被告(53)=詐欺罪で起訴=や、かけ子らを逮捕し組織を捜査。日本国内で活動する金品回収役の「受け子」や現金を引き出す「出し子」の他、高齢者の個人情報を集める名簿屋など約五十人が関与しているという。

 同課は十七日、中国から韓国を経て福岡空港に帰国した西矢容疑者を逮捕し、十八日に羽田空港に移送した。一六年十一月ごろから十回ほど中国に渡航しており、活動実態を調べる。

 西矢容疑者の逮捕容疑は共謀の上、昨年三月上旬、全国銀行協会職員などに成り済まし、名古屋市の七十代女性に「カードが不正利用されそうになり更新する必要がある」などと電話をし、キャッシュカード三枚をだまし取ったとされる。女性の口座からは約百五十万円が引き出された。西矢容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。

 

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