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【社会】

台風15号 激甚指定へ 8〜9月の大雨も

 政府は二十日、千葉県などに大きな被害をもたらした台風15号などを激甚災害に指定することを決めた。佐賀県などで大きな被害があった八〜九月の大雨も対象とする見込み。近く閣議決定し、自治体による農地や農林水産関連施設の復旧事業に対する国庫補助を通常より一〜二割程度引き上げる。

◆千葉の広域停電9600戸に

 農林水産関係以外にも、佐賀県多久市、大町町の公共土木施設被害、同県武雄市と大町町、千葉県鋸南町の中小企業被害を局地激甚災害に指定し、中小企業の再建資金の貸し付け特例などを適用する方向だ。

 いずれも今後の被害調査によって対象地域が増える可能性がある。

 台風15号による千葉県の広域停電は二十日午後十時時点で約九千六百戸となった。ピーク時の約六十四万戸からは大幅に減ったが、なお千戸以上で停電が続く自治体もある。県の二十日夕のまとめによると、家屋被害は約一万戸まで拡大。被害の一部しか集計されていない自治体も多く、さらに増える見通し。断水は約二千二百戸に減少した。

◆3連休「協力助かる」 千葉ボランティア準備

 台風15号の直撃で深刻な被害を受けた千葉県内では二十日、県内外からボランティアが集まると見込まれる三連休を前に、各ボランティアセンターで受け入れ準備が進められた。 

 依然として各地で停電が続く山武市では、市社会福祉協議会の職員らが土のう作りなどに必要な資材の整理や、ボランティアに渡す地図の作製に追われた。

 同社協によると、市内では、屋根が損壊したまま手付かずになっている家屋が多いという。ブルーシート張りや土のうを載せる作業は高所作業に慣れている人に限定して依頼する。

 十八日から市の災害廃棄物の受け入れが始まったため、一般ボランティアには、破損した瓦やトタン板の搬出、分類に協力してもらう。搬送用の車両が不足しており、軽トラックなどの用意も呼び掛けている。

 ただ、千葉県内では三連休中、台風17号の接近に伴い強風や大雨の恐れがある。同社協の担当者は「どう影響するか心配だが、雨天でも土のう作りなど屋内の作業に協力してもらえれば助かる」と話す。 (太田理英子)

 

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