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【社会】

下北沢 ようやく道筋 線路跡に温泉旅館や商業施設

線路跡地の整備計画が公表された下北沢駅周辺=東京都世田谷区で、本社ヘリ「あさづる」から(安江実撮影)

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 演劇やファッションの街として知られる下北沢周辺の線路跡地(東京都世田谷区)に来年、温泉旅館やショッピング施設などが開業する。一九七〇年に区が地域の再開発計画を発表してから約半世紀。紆余(うよ)曲折を経て具体化された。整備されるのは二〇一三年に地下化された小田急線下北沢駅の跡地一帯。同区の保坂展人(のぶと)区長と小田急電鉄の星野晃司社長らが二十四日、発表した。

 一帯は、下北沢駅を挟んで新宿寄りの東北沢駅と、小田原寄りの世田谷代田駅の間にあり、線路の跡地などで長さ一・七キロメートルの細長い形をしている。広さは約二万七千五百平方メートル。

 再開発を巡っては、七〇年の計画では、下北沢地区は線路を高架にして複々線化する方針だったが、騒音などを懸念する住民から反対運動が起こり、二〇〇一年に地下化が決定。区は複々線化に伴う下北沢駅舎改築を契機に〇三年、小田急線と交差する大型道路の計画を決めたが「街を分断し破壊する」と反対運動が起き、〇六年、住民や商店主らが東京都に道路建設認可の差し止めを求めて提訴。その後、見直しを公約した保坂区長が再選。道路計画が凍結され裁判も和解した経緯がある。

 今回、「下北線路街」と名付け計十三の建物を設ける。日帰り入浴もできる温泉旅館(三十五室)は来年九月、シティーホテル(五十室)は同十二月にオープン。旅館には小田急の関連会社が箱根の温泉を運び込む計画という。 (梅野光春)

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