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【社会】

漫画村、複数の海外口座 収益の流れ隠す狙いか

 人気漫画をインターネット上に無断で公開する海賊版サイト「漫画村」(閉鎖)を巡る著作権法違反事件で、サイトの運営に海外の銀行口座を複数使用していたことが、捜査関係者への取材で分かった。福岡県警などの合同捜査本部は、運営側が収益の流れを隠す狙いもあったとみて捜査を進める。

 捜査関係者によると、運営を主導したとして著作権法違反の疑いで二十四日に逮捕された星野路実(ろみ)容疑者(27)は、漫画村の閲覧数に応じた広告収入などを得た上、ほかのメンバーに報酬を渡していた。海外を含む複数の口座では、延べ億円単位の資金のやりとりがあり、合同捜査本部は大半が漫画村の運営による収益とみて調べる。

 漫画村は、海外サーバーを複数経由して違法にダウンロードした画像データを公開していたことも判明し、運営に携わる人物の身元が特定されないよう巧妙な手だてを講じていたとみている。

 漫画村を巡っては、星野容疑者を含む男女計四人が逮捕されている。合同捜査本部が星野容疑者に次ぐ立場とみている住所不定、無職安達亘(わたる)被告(38)と、漫画をダウンロードし公開する役割だったとみている東京都の二十代男女は著作権法違反罪で起訴された。

 合同捜査本部は二十五日、関係先からパソコンや、インターネット上の住所に当たるIPアドレスの特定を防ぐ通信機器など計三百六十点を押収したと明らかにし、一部を公開した。

 

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