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【社会】

台風当日 対策本部解散 千葉市「停電長期化ない」 2日後再設置

 台風15号の影響で停電や家屋損壊などの被害を受けた千葉市で、台風が上陸した九日朝に設置された災害対策本部が、同日中に一時解散されていたことが、市への取材で分かった。当時、同市では大規模な停電が発生していた。市の担当者は「これほど停電被害が長期化するとは思っていなかった」と話した。

 市は九日午前五時半ごろ、県が発表した土砂災害警戒情報を受け、災害対策本部を設置。同日午前十一時ごろに警戒情報が解除されたため、午後三時ごろに対策本部を解散した。担当者によると、市はこの時点で、市内の約九万戸で停電が続いていることを認識していたが、十一日中に全面復旧するとの東京電力の情報から、停電は長期化しないと判断したという。

 しかし、その後に東京電力による停電解消の見通しが立たないことが判明し、十一日午前九時半に再度、対策本部を設置した。熊谷俊人市長は十二日に「楽観的な見通しを発表するのは被災者のためにならない。できる限り最悪の事態を想定し、情報発信を」と東電に苦言を呈していた。

 市危機管理課の担当者は対策本部を一時解散したことについて、「解散後も職員の警戒態勢は崩さず、二十四時間対応できていた」としつつ、「市としても当初の停電の見通しは甘かったと言わざるを得ない。東電の情報と実情が異なっているのも感じてはいた。教訓にしなければならない」と述べた。 (丸山将吾)

 

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