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【社会】

関電社長、2日再会見 会長同席 全部門を調査へ

(左)八木誠会長 (右)岩根茂樹社長

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 関西電力は三十日、役員ら二十人が福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、岩根茂樹社長が十月二日午後に再び記者会見を開くと発表した。八木誠会長も同席し、非公表にしていた二十人の氏名や金額などの詳細を可能な限り開示する。原子力以外の全部門で同様の事案がないかどうかを調べる新たな調査委員会を設置することも明らかにした。菅原一秀経済産業相は「原因究明して徹底してうみを出し切ってほしい」と述べた。

 関電の右城望常務執行役員は三十日、福井県庁を訪れ「関係者や社会の皆さまに迷惑を掛け、深くおわび申し上げる」と謝罪した。また、関西経済連合会の関係者は三十日、八木会長が関経連会長に就任する人事案は立ち消えになるとの認識を明らかにした。この人事案は地元財界で有力視されていた。企業体質を問われる不祥事で、関電の財界活動の自粛は不可避の情勢となった。

 関電は十月二日の会見で既に作成した社内調査報告書の大部分も開示する。九月二十七日の記者会見では二十人が総額約三億二千万円相当を受領していたことを認めたが、八木会長と岩根社長を除く個人名などの詳細の開示は個人情報に関わることを理由に拒んでいた。しかし政府や市民から批判の声が相次ぎ、詳細を公表することにした。

 八木会長は二十七日の会見に出席していなかった。会見後報道陣に、原子力事業本部に在籍していた二〇〇六〜一〇年に物品を受け取っていたと認めた。社長の会見内容と矛盾していたことから、事実や責任について自ら二日の会見で説明する。

 新設する調査委員会は、原子力部門での社内調査が適切に行われていたかどうかを含めて今回の問題を検証する。メンバーや設置時期は現時点で未定という。

 

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