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【社会】

文化庁審査委員辞意 補助金不交付「審議すべきだった」

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金を文化庁が不交付としたことを巡り、審査委員を務めた野田邦弘・鳥取大特命教授は三日、委員辞任の意向を明らかにした。不交付は文化庁内部の審査だけで決まっており、取材に「審査委員会に諮るべきだった。やり方に納得できない」と話した。

 野田氏によると、文化庁から不交付を知らされたのは九月二十六日の決定後で、事前の相談はなかった。野田氏は「審査委に諮れば不交付に反対されると思ったのだろう」と指摘。不交付の理由として、文化庁が愛知県の申請手続きの不備を挙げていることも「後付けの理屈で苦しい」と批判した。辞意は今月二日に伝えたという。

 文化庁は四月、野田氏ら外部有識者による審査委員会の審議を経て、この芸術祭を国が開催費などを補助する「文化資源活用推進事業」として採択、補助金七千八百万円を出す予定だった。その後、交付に向けた具体的な審査を文化庁がしてきたが、企画展「表現の不自由展・その後」を巡る経緯を踏まえ、不交付を決めた。

 

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