東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

重い障害なんの 分身ロボでおもてなし 都内でカフェ実証実験

期間限定でオープンしたカフェで商品を客席に運び、会話をする分身ロボット=7日、東京都千代田区で

写真

 重い障害のある人らが分身ロボットを遠隔操作して接客するカフェの実証実験が七日、東京都千代田区で始まった。ロボットを開発したオリィ研究所(東京都)の企画で、昨年十一月に続き二回目。カフェの常設が目標だが、重度障害者が働く間は訪問介護の公費補助が受けられないため、制度の見直しを求めている。

 実験では、テーブルに置かれた卓上型ロボットの担当者が注文を受け、高さ約百二十センチの移動可能なロボットの担当者が飲み物をお盆に載せて運び、来店客との交流を楽しんだ。大阪府の病院に長期入院している拘束型心筋症の坂本絵美さん(38)は卓上型で「なんでやねん」のジェスチャーを披露し、客を喜ばせた。

 東京都港区の自宅で分身ロボットを操り、テープカットしたのは脊髄性筋萎縮症の永広柾人さん(26)。公費補助を受けられない訪問介護をキャンセルし、家族の介護を受けている。

 来店した港区のイベント企画運営、橋本尚子さん(45)は「補助打ち切りが見直されたら、私の会社でも一緒に働きたい」と話した。

 開催は二十三日まで。問い合わせは運営事務局=電(0120)115598=へ。(北條香子)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報