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【社会】

ノーベル化学賞 妻と娘、抱き合い「やったー」 電話で吉報

受賞を喜ぶ妻の久美子さん=神奈川県藤沢市で

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 「うれしいです。そのひと言です。ようやく取れました」。吉野さんの妻久美子さんが神奈川県藤沢市の自宅で取材に応じ、喜びを語った。

 発表前の午後六時二十分ごろ、吉野さんから電話があった。「ばたばたしている」と話す夫に「決まったの?」と久美子さんが尋ねると、はっきりと言わず、「うーん」という返事。受賞を察し、傍らにいた次女の大平(おおだいら)裕子さん(35)と「やったー」と抱き合った。

 自宅で吉野さんは仕事のことは一切話さない。「ごろごろして寝ていることが多い。私は研究者の妻という感覚がなく、夫は普通に会社に行って給料をもらってくるサラリーマンという感じ」。ただ電池のサンプルが無造作に茶の間に置いてあるのを見て、「これを研究しているのかな」と想像を巡らしていたという。

 吉野さんは体を動かすのが好きで、趣味はテニスとゴルフ。久美子さんと一緒に時折、近くの公園でラケットを握る。そして何より「お酒には目がない。何でもござれ」と笑う。近くに住む裕子さん夫妻と一緒に日本酒を楽しむ。

 テレビで記者会見に応じる吉野さんの姿に「かっこいいですね」とまた相好を崩した。 (吉岡潤)

 

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