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【社会】

襲来一気「怖い」 千葉・被災地 補修の中「もう嫌だ」/また停電

瓦が損傷した屋根とめくれたブルーシート=13日、千葉県南房総市で

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 台風19号は九月の台風15号による爪痕が残る千葉県南部にも被害をもたらした。住民らは「もう嫌だ」と度重なる災害に疲弊している。

 台風15号によって損壊した屋根を補修するブルーシートが台風19号の強風で、固定する土のうごと吹き飛ばされる家屋が相次いだ。

 南房総市千倉町の会社員高橋浩司さん(59)の木造二階建て住宅も、強風で土のうごとシートの一部がめくれ上がり、再び雨漏りがするように。「もう台風はこりごり」と高橋さんは深いため息をついた。

 九月の台風で四日間停電した同市和田町の中原病院は今回も停電。十三日午後時点でも照明やエアコンが使えず、発熱した患者の体を冷やすために氷を漁協から調達するなどして対応している。

 市に非常用発電機の貸し出しを要請していたが、借りることができたのは十一日。中原和徳理事長は「停電には何とか間に合ったから良かったものの、行政機関には優先順位をしっかり考えて、迅速に対応してほしい」と話した。

 鴨川市では、市内全域で民家や公民館、コンビニエンスストアなど約八千六百軒で停電が発生。十二日夜には震度4の地震にも見舞われた。

 同市内の家電量販店は、発電機を備えておらず、朝から店内が暗いまま営業。レジが使えないため、訪れた客には現金での精算に協力を求めた。台風15号でも停電したといい、男性従業員は「電器屋だから電気がつかないと困るが、東京電力に任せるしかない」と嘆いた。 (山田雄一郎、山口登史)

 

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