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【社会】

ヘリ救助中 フック忘れ 女性が落下、死亡 福島

 十三日午前十時ごろ、福島県いわき市の平地区で、東京消防庁の大型ヘリコプター「はくちょう」の隊員が、台風19号で孤立状態だった七十七歳の女性を救助する際、女性の救助装置のフックをロープに付けるのを忘れたまま抱きかかえてつり上げ、上空約四十メートルで誤って落下させた。再びつり上げて救助したが、女性は約六時間半後に病院で死亡した。県警は業務上過失致死の疑いも視野に調べている。

 東京消防庁は同日午後、庁内で記者会見を開き、清水洋文次長が「申し訳ありませんでした。活動中の手順を誤った」と謝罪した。

 同庁によると、いずれも三十二歳の男性隊員二人が救助に当たっていた。それぞれ航空隊で一年半と二年半の救助経験があった。当時行っていたのは「ホイスト救助」と呼ばれ、袋状の救助装置(長さ約一メートル、幅約六十センチ)に女性の体を包み、隊員が抱きかかえてロープでつり上げる方式。機内に移す際に落下させたという。

 通常は救助する人を地面に座らせ、一緒にヘリへ上がる隊員が二人のフックを付けるが、浸水で女性を抱えていたため別の隊員が取り付け、女性のフックを忘れたという。

 

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