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【社会】

決壊47河川 66人死亡 台風 不明は15人に 政府、激甚災害指定へ

台風19号の影響で冠水し、水に漬かったままの常磐道水戸北スマートIC付近。左下と中央右の白い建物はコンビニエンスストア=15日午前9時3分、水戸市で、本社ヘリ「あさづる」から(戸田泰雅撮影)

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 台風19号による被害は十四〜十五日にかけて、岩手、宮城、福島、東京、神奈川、長野、静岡の七都県で新たに死者が判明し、共同通信の集計では十二都県で死者六十六人、行方不明者十五人となった。国土交通省や総務省消防庁によると、決壊した堤防は七県の四十七河川六十六カ所に上り、住宅の床上浸水が六千三百十五棟、床下浸水は三千五百十七棟に達した。文部科学省によると、福島や長野など計七県の公立の小中学校、高校など計二百三十五校が十五日の休校を決めた。

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 警察や消防、自衛隊が取り残された人の救助や行方不明者の捜索を続行。停電や断水も各地で続いた。

 河野太郎防衛相は十五日、台風19号の被害対応のため、予備自衛官、即応予備自衛官に招集命令を出したと明らかにした。予備自衛官の招集は東日本大震災以来となる。安倍晋三首相は官邸で十四日に開いた非常災害対策本部の会合で「激甚災害に指定する方向で調査を進める」と述べた。

 交通機関は深刻な状況だ。JR東日本は、長野新幹線車両センターで多数の車両が浸水したことで、北陸新幹線東京−金沢間の全線の運転再開に「相当期間を要する」と明らかにした。岩手県の第三セクター三陸鉄道は、リアス線久慈−釜石間で当面運休する。

 崖崩れや土石流、地すべりなどは各地で多発。国交省のまとめでは、土砂災害は十九都県で計百四十六件に上った。

 停電も広範囲にわたる。浄水場の被災や水道管の破損で断水が続いている地域は、厚生労働省のまとめで十三都県の計十三万三千戸超となっており、再建には時間がかかるとみられる。

 

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