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【社会】

求む ボランティア 台風19号被災13都県で本格化

台風19号の豪雨によって浸水した住宅で片付けを手伝うボランティアら=17日午後、福島県本宮市で

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 台風19号による浸水や土砂崩れの被害発生から初めての週末を控え、被災地の十三都県ではボランティアの受け入れが本格化している。一方、関東甲信や東北では十八〜十九日に低気圧と前線通過に伴いまとまった雨が予想され、所によっては大雨の恐れもあり、気象庁は土砂災害などへの警戒を呼び掛ける。

 阿武隈川の氾濫で二十七人の犠牲者が出ている福島県では福島、須賀川(すかがわ)、いわき、相馬、郡山の五市で県内外からボランティアを募集。市街地の広範囲が浸水した本宮、伊達、田村各市は近隣自治体など自宅から通える人を募っている。

 被害の大きい宮城県丸森町にはボランティアの申し込みが殺到し、個別の問い合わせ対応が困難な状況。現在、受け入れ態勢を整えており、町社会福祉協議会のサイトから事前申し込みを受け付けている。

 埼玉県では浸水被害が出た東松山市や川越市などが、市内や近隣市町在住者に限って募集。九月の台風15号で被災した千葉県は台風19号で屋根を覆っていたブルーシートが飛ばされる被害が相次ぎ、各自治体は高所作業経験者や、軽トラックや道具などを持参できる人材を求めている。

 気象庁によると、十八〜十九日の雨は「極端な降り方ではないが、台風19号の大雨の影響で地盤が緩んでいる。斜面などでは土砂災害に細心の注意が必要」という。

 ◇ 

 台風19号の被災地域では十七日午後も各地で捜索が続いた。死者は共同通信の集計で十二都県の七十七人。都県別では、福島県が二十七人、宮城県が十六人、神奈川県が十四人。行方不明者は十一人とみられる。浸水などの住宅被害も新たに判明した。

 総務省消防庁や国土交通省などによると、十七日午後二時半現在、床上浸水は十六都県の二万三千四百十一棟、床下浸水は二十一都県の一万五千九百七十五棟で、前日の集計より「床上」が約三倍、「床下」は約二倍に増えた。

 全半壊は十三都県の計二百八十棟、一部損壊は二十八都道府県の千九百七十四棟。断水は十二都県の約十万戸超で続いている。避難者は十七日午後二時現在、十一都県で四千六十三人。

 

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