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【社会】

台風19号 横須賀ノリ養殖打撃 川崎沖・船沈没 漂着ごみに重油

漂着したごみを回収する漁業関係者ら=18日、神奈川県横須賀市で

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 台風19号により海に流れた大量のごみが神奈川県横須賀市沿岸に漂着し、漁業に影響を与えている。さらに川崎市沖の東京湾で十二日に沈没したパナマ船籍の貨物船から流出した重油が漂着ごみに付着し、ノリの養殖を再開できない。

 横須賀市東部漁業協同組合によると、特にごみが多いのが、三浦半島の東側、横須賀市の走水(はしりみず)大津支所管内の沿岸。このうち大津漁港では十八日も、海上にたまった竹や木の枝などをボートで回収した。岸には、片付け後のごみの山が積み上がった。

 「ごみがあると網が切れるし、油が付いたら網ものりも使えない」。ノリ養殖の菱倉水産(横須賀市)の菱倉優(すぐる)さん(36)は困惑する。ノリの種を植えた網を二日に海に出したが、台風19号が来る前に引き上げ、今も海に戻せていない。

 ノリ業者が七軒ある走水大津支所の萩原功一主任(40)は「今すぐ網を戻しても、ノリをとれるのは早くて十二月中旬。油が流れてこないと分かるまで、再開できない。このままではお歳暮商戦が終わってしまう」と危機感を募らせる。十九日には大雨も予想され、漂着ごみがさらに増えないか心配している。 (村松権主麿)

 

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