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【社会】

避難所利用 路上生活者拒否「命の選別」 支援団体、台東区に改善要望

 台風19号が東京都内に接近した十二日、避難しようとした路上生活者を台東区が区内の避難所に受け入れなかった問題で、路上生活者らを支援する一般社団法人あじいる(荒川区)のメンバーらが二十一日、区に対応の改善を求める要望書を提出した。この問題を巡っては、服部征夫台東区長が十五日に謝罪のコメントを公表。二十一日開かれた区議会決算特別委員会でも「路上生活者の方への対応が不十分で、不安な夜を過ごされ、大変申し訳ありません」と改めて謝罪した。

 メンバーら約十人は、飯田辰徳危機・災害対策課長と区長室の担当者に要望書を提出した場で「路上生活者が多く住む地域なのに、命の選別ともいえる行為だ」などと訴えた。その上で区に対し、十月末までに今後の対応策などについて文書での回答を求めた。

 提出後、同法人の中村光男さん(68)は「今回の問題で、行政が普段から路上生活者らを排除する姿勢が鮮明になった」と批判した。

 あじいるによると、路上生活者の男性二人が十二日昼ごろ、自主避難所に指定された区立小学校を訪れたところ、区職員から住所がないことを理由に利用を断られた。同日午後三時ごろにあじいる担当者が電話で区に受け入れを要望したが、再度断られたという。 (天田優里)

 

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