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【社会】

首里城焼失 正殿内部火元か 鎮火に11時間

激しく炎上し崩れ落ちる首里城の正殿=31日午前4時30分ごろ、那覇市で(近隣住民撮影)

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 三十一日午前二時半ごろ、那覇市の首里城から出火、木造三階建ての正殿が全焼するなど、主要七棟の計約四千平方メートル以上が燃え、約十一時間後に鎮火した。周辺住民三十人以上が一時避難したが、けが人はない。正殿内部から火が出たとみて、沖縄県警と消防は一日に現場で実況見分し、出火原因を調べる。

 琉球王国の中心地だった首里城は太平洋戦争で全て焼失、その後、主な施設が復元された。正殿地下の遺構部分など城跡は二〇〇〇年に世界文化遺産に登録された。玉城デニー知事は「必ず復元する。県は全身全霊で取り組む」と述べた。

 市消防局などによると、午前二時三十四分に防犯センサーが作動し、警備会社が一一九番。正殿の北側部分で煙が充満し、その後火柱が上がっているのを警備員が確認した。南殿と北殿も全焼。「黄金御殿(くがにうどぅん)」「書院・鎖之間(さすのま)」「二階御殿(にーけーうどぅん)」「奉神門(ほうしんもん)」にも燃え移った。

 正殿に直接通じる門は全て施錠されていた。正殿にはスプリンクラーはなかった。防犯カメラはあり、県警が映像を解析している。

 二十七日から琉球王国の儀式を再現するイベント「首里城祭」が十一月三日までの日程で開かれていた。正殿前の中庭(御庭)では伝統芸能「組踊(くみおどり)」の特別公演に向け、三十日夜に舞台や照明やぐらの設営が行われ、出火の約一時間前に終了。イベント関係者は「(作業中には)正殿の中には誰も入っていない」と説明した。

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