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【社会】

児相と市 面会怠る エアガン傷害 提供情報20日間放置

 福岡県田川市で昨年十一月下旬、当時一歳の三男にエアガンを多数発射したとして両親が逮捕された傷害事件で、県田川児童相談所と市に同七月、市民から「三男の泣き声がせず、姿を見かけない」との情報提供があったにもかかわらず、約二十日間にわたって直接会って安全確認をしていなかったことが、児相と市への取材で分かった。

 児相と市は「昨年六月下旬に様子を確認し異常がなかった」ことなどから、この情報を虐待通告とは受け止めなかったといい、県警と共有していなかった。県や市は一連の対応に問題がなかったかどうか検証を進める。

 常慶(じょうけい)雅則容疑者(24)と妻藍容疑者(24)は、昨年十一月下旬にエアガンでBB弾を発射し、三男唯雅(ゆいが)ちゃんに約三週間のけがをさせたとして傷害容疑で逮捕された。捜査関係者らによると、両容疑者は「撃ったことはない」と容疑を否認しているが、当時三歳だった長男は雅則容疑者がエアガンを撃ったとの説明をしているという。

 児相と市に情報提供があったのは昨年七月五日で、唯雅ちゃんを確認したのは、同二十五日に藍容疑者らと市役所を訪れた時だった。児相と市はその後、唯雅ちゃんが同十二月一日に肺炎で死亡するまで、直接面会して安全確認をしていない。

 児童虐待を巡っては、通告を受理した後、児相に原則四十八時間以内の安全確認をするよう求める「四十八時間ルール」があり、子どもを直接目視することが基本とされている。

 

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