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【社会】

生きづらさ 分かち合いたい うつ、LGBTなどの4人 支援サイト

「生きづらさJAPAN」について話す平野さん(左)となおさん=6日、東京都台東区で

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 うつ病や引きこもり、LGBTなどを抱える東京都、神奈川県在住の四人が、さまざまな悩みを持つ人の交流を支援するインターネットサイト「生きづらさJAPAN」をプレオープンした。来春には、利用者同士がオンライン上で意見投稿できる機能を設ける予定。メンバーは「私たちも当事者。社会で生きづらさを抱える人に寄り添いたい」と意気込む。 (天田優里)

 四人は、うつ病と診断されたシステムエンジニア(SE)の男性で代表の「なお」さん(43)=荒川区、発達障害やLGBT、うつ病などの当事者「がきんちょ」さん(49)=同、注意欠陥多動性障害(ADHD)がある男性ウェブデザイナー「まるいまい」さん(24)=東京都、うつ状態やひきこもりを経験したSEの「ひらの」こと平野立樹(たつき)さん(36)=横浜市。四人はサイト上ではニックネームで活動している。

 サイトの開設は、なおさんの経験がきっかけとなった。IT企業で勤務していた二〇〇二年末、うつ病を発症。周りに理解してくれる人がおらず、孤独が募り自殺未遂を二度経験した。インターネットで情報収集するうちに「当事者会」と呼ばれる自助グループを知り、参加した。「悩んでいるのは自分だけではない」と勇気づけられ、生きる希望が湧いた。以降は、誰かの役に立ちたいと当事者会を主催するようになった。

 一方で、なおさんは当事者会の認知度が低く、情報を得られるツールも少ないことを実感。「さまざまな悩みを抱える全国の人たちが交流できる場を作りたい」と、SEの経験を生かし、交流サイトを当事者会などで知り合った三人と立ち上げることにした。

 サイトでは、当事者会やフォーラム開催などの情報を都道府県や時期別に検索できる。うつ病や引きこもりなど「生きづらさ」の種類を限定せず、利用者同士が動画で話せる機能なども設ける。基本的に無料だが「誰かに頼って生きるのではなく、良いコンテンツの対価として収入を得ていきたい」との考えから、一部機能は有料の会員制とし、運営経費に充てる。外部からの寄付も募っている。

 本格運用は来春の予定だが、九月に一部のページを先行して開いた。これを記念して、十一日に荒川区でプレオープンパーティーを開く。なおさんは「当事者だけでなく、家族や周囲の人にも関心を持ってほしい」、平野さんは「当事者目線で運営していきたい」と話している。

 検索は「生きづらさJAPAN」で。問い合わせは、生きづらさJAPAN=メールinfo@ikidurasajapan.club=へ。

インターネットサイト「生きづらさJAPAN」のトップページ

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