東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

尼崎脱線事故車両 研修施設で保存へ JR西、風化防止や安全教育に活用

尼崎JR脱線事故の現場=2005年4月、兵庫県尼崎市で

写真

 二〇〇五年四月に乗客百六人が死亡した尼崎JR脱線事故で、JR西日本が事故車両について、大阪府吹田(すいた)市の社員研修施設を拡張して保存する方針を固めたことが分かった。事故の風化防止や社員の安全教育に活用する目的で、十六、十七両日に兵庫県伊丹市で開く会合で遺族らに説明する。

 事故車両は現在、大阪市や兵庫県高砂市の施設に保管されている。遺族からは、列車が衝突した同県尼崎市のマンションを含む現場一帯に整備した慰霊施設「祈りの杜(もり)」に保存する意見などが出ていた。一方で「事故を思い出す」として保存を望まない人もいる。

 吹田市の研修施設は事故を教訓にした安全性向上の取り組みを社員らが学ぶ「鉄道安全考動館」で、JR西が〇七年に開設した。事故車両七両全てを保存し、車両の一般公開については遺族らの意見を聞いて慎重に検討する。

 来年で事故から十五年となり遺族の高齢化も進んでいることから、同社は事故車両の扱いを最終決定する必要があると判断した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報