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【社会】

国語記述式、除外を検討 国公立大2段階選抜 文科省

 二〇二一年一月が初回となる大学入学共通テストを巡り、文部科学省が全国の国公立大に対し、合格可能性が低い受験生を門前払いする二段階選抜で、国語に導入される記述式問題の成績を判断材料から外すように要請する検討に入ったことが、文科省への取材で分かった。

 記述式問題は国語と数学で出題されるが、国語は自己採点が難しく、採点ミスも起きやすい懸念がある。文科省は、二段階選抜後に何らかの問題が判明すると救済が難しいことや、自己採点と実際の成績のずれによる混乱を防ぐ観点から、マークシート式の結果のみを判断材料とするよう配慮を求めたい考えだ。

 自己採点は受験生が出願先を決める際の目安となり、萩生田光一文科相は、精度を上げる参考資料を高校に配布するなどと説明。一方、野党などが試験の限界を認めたと反発の声を強めたり、要請に応じない大学が出たりする可能性もある。

 国公立大の入試は一般的に、現行の大学入試センター試験や後継となる大学入学共通テストを一次試験とし、その後に各大学が独自に行う二次試験との総合点で合否を判定する。二段階選抜は、大学が事前に定めた志願倍率を上回った場合、一次の成績だけで不合格とする仕組みで、今春入試の前期日程では二十八大学が実施し、三千六百六十人が二次に進めなかった。

 共通テストの国語は、記述式とマーク式の評価を別々に示し、昨年十一月の試行調査では、記述式の自己採点と実際の成績のずれが最大33・4%に上った。

 

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