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【社会】

木村汎さん死去 ロシア研究の第一人者 83歳

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 日本のロシア研究の第一人者で、北方領土返還運動の理論的な支柱として知られる北海道大名誉教授の木村汎(きむらひろし)さんが十四日午前、くも膜下出血のため兵庫県西宮市内の病院で死去した。八十三歳だった。

 通夜は十六日午後七時から西宮市の公益社・西宮山手会館で。告別式は十七日午前十一時から同会館。喪主は妻の典子(のりこ)さん。

 朝鮮・京城(現ソウル)生まれ。京都大学法学部卒、米コロンビア大学大学院で政治学博士号取得。北海道大学スラブ研究センター教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。冷戦時代の一九八〇年代以降、約四十年にわたって日本のロシア(ソ連)政治・外交研究を牽引(けんいん)。日本政府の対ロ(ソ)外交にも助言を与えた。

 多くの著書を発表する一方、北方領土返還運動にも情熱を傾け、メディアなどを通じても発言を続けてきた。今年七月に対ロ交渉研究の集大成ともいうべき大著「対ロ交渉学」を出版したばかりだった。主な著書は「遠い隣国」「プーチン」など。本紙の元客員で、二〇一二年まで長期にわたり本紙の「時代を読む」を執筆した。

 

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