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【社会】

一世一代 大嘗宮の儀

御祭服を着て大嘗宮の悠紀殿に進まれる天皇陛下=14日午後6時34分、皇居・東御苑で(代表撮影)

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 天皇陛下の即位に伴う最重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」が十四日夜から、皇居・東御苑に造営された大嘗宮で行われた。各界代表ら五百十人が参列、千三百年以上の歴史があるという神秘的な儀式を見守った。政府は大嘗祭の宗教性を認めつつ、「天皇の一世一代の伝統儀式で公的性格を持つ」として二十四億円を超える国費を支出する。憲法の政教分離原則の観点から、法学者や宗教研究者らの意見は、賛否が分かれる。

 大嘗宮の儀は、悠紀殿(ゆきでん)と主基殿(すきでん)を主祭場とし、十四日夜の「悠紀殿供饌(きょうせん)の儀」と十五日未明の「主基殿供饌の儀」の二部構成。

 悠紀殿供饌の儀は午後六時半ごろから始まり、白い束帯の御祭服(ごさいふく)を着た陛下は、三種の神器の剣と璽(じ)(勾玉(まがたま))を捧(ささ)げ持った侍従を伴って、悠紀殿に入られた。さらに奥の内陣と呼ぶ部屋に入室して約二時間半、神事を行った。

 宮内庁によると、陛下は内陣で、皇祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀(まつ)る伊勢神宮がある南西方向に設けた「神座」に向かい、調理された米とアワ、白酒(しろき)、黒酒(くろき)などの神饌(しんせん)を供える。国の安寧と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る「お告(つ)げ文(ぶみ)」を読み上げ、自らも神饌を口にする「直会(なおらい)」を行う。

 皇后さまは白い十二単(じゅうにひとえ)姿で専用の建物で拝礼して退出。皇嗣秋篠宮さまら皇族方も別の建物で拝礼した。安倍晋三首相ら三権の長と閣僚、都道府県知事ら参列者は、テントの幄舎(あくしゃ)で午後九時半ごろの儀式終了まで着座。休憩後、十五日午前零時半から同三時半ごろまで主基殿供饌の儀が行われる。 (編集委員・阿部博行)

 

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