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【社会】

大饗の儀に280人 風俗歌屏風を披露

大饗の儀であいさつされる天皇陛下=16日午後、宮殿・豊明殿で

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 大嘗祭(だいじょうさい)を終えた天皇、皇后両陛下が、酒食を参列者とともにする「大饗(だいきょう)の儀」が十六日、皇居・宮殿の豊明殿で行われた。安倍晋三首相ら三権の長、儀式米を納めた大田主(おおたぬし)ら約二百八十人が招かれ、大嘗祭に供えたものと同じ白酒(しろき)と黒酒(くろき)、和食の膳がふるまわれた。十八日にも行われる。

 陛下は正午すぎ、三種の神器の剣と璽(じ)(勾玉(まがたま))をささげ持った侍従らを伴い、会場に入られた。陛下は「大嘗宮の儀を終え、皆さまをお招きし、大饗を催すことを誠にうれしく思います」とあいさつした。

悠紀地方風俗歌屏風=いずれも代表撮影

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 会場前方の両脇には悠紀(ゆき)地方(栃木県)、主基(すき)地方(京都府)の四季をテーマに制作した風俗歌屏風(ふぞくうたびょうぶ)が置かれた。同様の屏風は過去の大嘗祭でも作られている。

 悠紀地方の屏風は、画家で東京芸大名誉教授の田渕俊夫さん(78)が描いた風景画に、歌人で愛知淑徳大名誉教授の篠弘(しのひろし)さん(86)が詠んだ和歌四首の色紙を貼った。主基地方は、画家で金沢美術工芸大名誉教授の土屋礼一さん(73)と、歌人で京都大名誉教授の永田和宏さん(72)が担当した。

 両地方の献物として会場後方に並べられた野菜や果物、干物などが紹介された後、食事が始まった。献立はハモとウドのみそ汁、タイの姿焼きなどの「酒饌(しゅせん)」と、塩引きサケと巻きコンブなどの「饗膳(きょうぜん)」。

 舞台では両地方の地名を詠み込んだ歌詞に、宮内庁楽部がその地方の郷土舞を参考にして創作した風俗舞などが披露された。 (比護正史)

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