東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

女性に「ヒールの高さ」や「化粧義務」 男性は「長髪ダメ」 職場ルール厳密?「性差別の可能性」

写真

 連合は、職場での服装や身だしなみのルールに関し、働いている男女千人が回答したアンケートを発表、ルールがあると答えたのは約半数の五百七十一人に上った。女性が履くパンプスのヒールの高さに関する定めがあるとしたのは五百七十一人の19・4%に当たる百十一人。女性は化粧すること、男性の長髪はだめといった社内規定もある。連合は「性差別の可能性がある」と指摘している。

 パンプスのヒールの高さに関して決まりがあると答えた百十一人のうち「一〜三センチ未満」が二十人、「三〜五センチ未満」が十七人など、詳細な規定のある人も目立った。また、女性は化粧をしなければならないとの決まりがある人も八十六人いた。

 男性に関しては「ピアス不可」と定められているとの回答は百八十八人。ネクタイ着用の義務がある、ひげに関する決まりがあると答えた人も多かった。

 その他にも「男性は長髪不可」(運輸業・郵便業の四十代男性)、「男性は長ズボン、女性はスカート」(公務職場の三十代男性)、「男性は白のワイシャツ、女性は青と白のストライプのシャツ」(サービス業の二十代女性)など、男女別に細かい定めがある実態が浮き彫りになった。

 ルールに違反した場合に「処分がある」としたのは百十一人。始末書提出のほか、解雇や契約を打ち切られるケースもあった。服装や身だしなみのルールについての考え方を聞くと「最低限で良い」が五百四十九人で最多。「本人に任せるべきだ」が百八十一人と続いた。

 ルールが男女で異なることについてどのように思うかを複数回答可で問うと、「仕方ない」とした人は三百六十二人で、「おかしいと思う」の百二十人を上回った。

 連合の総合政策推進局井上久美枝総合局長は「ヒール靴の強要など、苦痛を感じている労働者もいて、こうした男女差のあるルールが性差別に当たりうるとの認識を深めてほしい」としている。

 調査は十月、インターネットで実施。全国の二十〜五十代の男女計千人から有効回答を得た。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報