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【社会】

「濃姫」不祥事に岐阜やきもき 沢尻エリカ容疑者逮捕 観光盛り上げの矢先

長良川鵜飼の観覧船「帰蝶丸」に据え付けられた麒麟の装飾=岐阜市で

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 合成麻薬MDMAの所持容疑で俳優沢尻エリカ容疑者(33)が逮捕され、来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の舞台となる岐阜県内の自治体や観光関係者が困惑している。沢尻容疑者は、岐阜市を本拠とした斎藤道三の娘で織田信長の正妻の濃姫(帰蝶(きちょう))を演じることになっている。主要な役どころの突然の不祥事に「ドラマはどうなるのか」と不安が広がっている。 (杉浦正至、片岡典子、長谷部正)

 岐阜市は十月、長良川鵜飼の観覧船「帰蝶丸」に麒麟をイメージした金色のオブジェを据え付け、ドラマにあやかった長良川観光をアピールしていた。沢尻容疑者の逮捕について、柴橋正直市長は「大変残念。NHKの対応を見守りたい」と話した。

 岐阜、可児、恵那の県内三市では来年一月、ドラマの関連資料を展示する「大河ドラマ館」をオープン予定。いずれも既に前売り入場券を販売している。岐阜市商工観光部の担当者は「予定通り放映開始されることを願い、開館準備を進めていく」と話した。

 ドラマは、斎藤家の家臣でのちに信長に仕える武将・明智光秀が主役。岐阜県土岐市妻木町は、光秀につらなる土岐明智氏の拠点だったとされる。妻木城跡の保全や案内などをする地元グループ「妻木城址(じょうし)の会」会長の黒田正直さん(64)は、放映開始まで一カ月半前の逮捕のニュースに「ドラマ全体のイメージが悪くならなければよいが…」と心配する。「県内の場面が少なくなるなど影響が出ないか」と気をもんでいる。

 沢尻容疑者はドラマの序盤から出演予定で、既に収録も始まっている。NHKは「今後の対応は検討中」としている。

大河ドラマ「麒麟がくる」の取材会に出席した沢尻エリカ容疑者=6月4日、東京都内で

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